ぷちトラvol.11唐津くんち特集「ぷちトラ流 唐津くんちの曳山鑑賞法」 2010年11月発行

 


vol.11 ぷちトラ流
唐津くんちの曳山鑑賞法


今年もやってきました、唐津くんちの季節。
その場でどっぷりとまつり気分にひたるだけでも、それはそれで楽しいものですが、あっ、来た来た! で、あれは、なに曳山? というみなさまに唐津くんちをもっともっと楽しんでいただきたい!そんな思いから企画した特集です。それぞれの曳山のことを知れば知るほど唐津くんちが、より深く楽しめるはず。

今年はこの「ぷちトラ」片手にさあ、おくんち見物です!


一番曳山 赤獅子、二番曳山 青獅子は、

歴史をかみしめなが眺める。

唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」の曳山行事は国の重要無形民俗文化財…続きを読む

 

三番曳山 亀と浦島太郎は、

曳山囃子や曳き子に注目しながら眺める。

「赤獅子」「青獅子」とくれば、次もまた…と予想していた人たちの期待を見事に裏切って、3番目に登場したのが…続きを読む


八番曳山 金獅子は、

その心意気を知って眺める。

「赤獅子」「青獅子」に続く獅子として、弘化4年に登場したのがこの八番曳山…続きを読む

 



五番曳山 鯛、十一番曳山 酒呑童子と源頼光の兜は、

笑う子、泣く子を眺めながら楽しむ。

文字通り、昔は魚屋が軒をつらねたという魚屋町が奉納したのは、勿論この魚。あでやかな朱塗りの五番曳山「鯛」は、14台中一番の人気ものだ。シンプルでわかりやすい…続きを読む



対で比較しながら眺める。

九番曳山 武田信玄の兜と十番曳山 上杉謙信の兜

六番曳山 鳳凰と十四番曳山 七宝丸

七番曳山 飛竜と十三番曳山 鯱

曳山を持つ周辺の町に刺激されて、うちん町も!と木綿町と平野町が動き出す。「神輿のお供だから、やはり勇壮な武将の兜がいいが、すでに源義経の兜はあるので、われわれは対になって目立ちましょう。そう、おたく謙信、うち信玄ということで」というノリだったかどうかはわからないが、曳山製作にあたっては両町で協議したそうだ。 そして、時代としては幕末から明治にかけてのまさに国の動乱期に、九番曳山、木綿町の「武田信玄の兜」、十番曳山、平野町の「上杉謙信の兜」が相次いで誕生…続きを読む



四番曳山 源義経の兜は、

細部まで観察しながら眺める。

神輿の守護としてつき従うのだから勇ましい武将の兜を、ということになった呉服町は…続きを読む

 

十二番曳山 珠取獅子は、

前、横、後ろと角度を変えて眺める。

十二番曳山、京町の「珠取獅子」は、2年前に黒っぽい緑から、鮮やかな緑に…続きを読む

 

 



〈写真協力〉 社団法人唐津観光協会

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